概要
ポーランド国内にはTLKという夜行列車が運行しております。TLKは昼間にも運行(TLKデイトレイン)しており日本でいうところの各駅停車の部類に入ります。昼間の長距離移動は体力的に厳しいのでTLKナイトトレンを利用すると効率的に移動できます。
一方、国際線においては日本人観光客に人気のプラハ・ウィーン・ブダペストへは首都ワルシャワから運行されております。ちなみに観光地クラクフからも同様にプラハ・ウィーン・ブダペストへの夜行列車が運行しております。クラクフからベルリンへの夜行列車に乗車する場合は、プシェミシルから来る夜行列車にクラクフから途中乗車すると出発時間が深夜になってしまうので、少し移動(約2時間)してジェシェフからベルリン行きの夜行列車に乗車することをお勧めです。逆にベルリンからクラクフまで夜行列車で移動する場合はクラクフで下車すると早朝(AM4時)なのでジェシェフで下車(AM7時)してクラクフに戻ることをお勧めです。
ちなみに往路と復路で料金設定が異なる列車もあります。例えばワルシャワからプラハに向かう夜行列車には早期割引料金の設定はありませんが、プラハからワルシャワにもどる夜行列車には早期割引料金の設定があります。旅程を組み立てるときにこの事を知っていると旅行代金を節約できます。
またユーレイルパス所有者は列車によって割引条件が異なります。切符のルールは全ての夜行列車で統一されいるわけではありません。具体的に言うと、シャワー・トイレ付寝台車両にワルシャワから乗車する時、ブダペスト行きは1等のユーレイルパスのみ割引が適用されて2等のユーレイルパスは適用されません。一方、プラハ行きは1等のユーレイルパスでも2等のユーレイルパスでもどちらも割引が適用されます。このような切符のルールは定期的(1年に2回)に更新されます。よって、2等のユーレイルパス所有者は切符を購入する旅行会社で乗車予定の夜行列車に割引が適用されのるか最新情報を必ず確認すること。