概要
- 路線図
- 運営会社
- VY社
- 営業運転開始
- 1940年
- 車両の種類
- B3の改装版
- 運行区間
- ミュルダール – フロム
- お役たち情報
- フロム鉄道はベルゲン鉄道(ベルゲン~オスロ)の支線として建設されました。ベルゲン鉄道の北にはソグネフィヨルド、南にはハダンゲルフィヨルドがあり何処に支線を建設しても沿岸の村々との交易路ができあがります。当初ヴォスからの支線が計画されましたが、一番距離が短く(約20km)オスロへのアクセスが効率的という理由でミュルダールからフロムへの支線にすること変更されました。ただ、高低差860mもあり完成するまでは17年もの歳月を要しました。後々、この高低差がある美しい車窓がフロム鉄道最大の観光資源につながります。
- 夏の間はショースフォッセン駅にて約5分停車し駅から見えるショース滝の写真タイムも設けられています(冬は凍ってしまっています)。
- フロム鉄道の成功は美しい車窓だけではなくソグネフィヨルド観光の周遊ルートの一つに組み込まれたのが大きく影響しています。幹線(ベルゲン鉄道)のミュルダール~【フロム鉄道】~フロム~【フィヨルド観光船】~グドヴァンゲン~【バス】~幹線(ベルゲン鉄道)のヴォスという幹線から周遊コースが観光客の人気を集め、この周遊コースを含めた周遊券ノルウェーinナットシェルの販売も成功の秘訣。
- 人気があり過ぎて大混雑の状態が常態化してしまいました。そこで現在はオーバーツーリズム対策(混雑緩和対策)として立ち席での乗車をさせないように乗車券の販売枚数を制限するようになりました。ノルウェーinナットシェル周遊券の所有者はフロム鉄道の整理券(無料)を持っていないと乗車できなくなりました。
- 余談ですが、全ての車両にブレーキが5つ備えられておりどの車両のブレーキでも列車全体を止めることができる威力があります。高低差の激しいフロム鉄道ならではのブレーキ装備になっております。
- 夏の間はショースフォッセン駅にて約5分停車し駅から見えるショース滝の写真タイムも設けられています(冬は凍ってしまっています)。