アヴェ

概要

路線図
運営会社
RENFE社
営業運転開始
1992年
車両の種類
  • 100型(最高時速300km)
  • 102型/112型(最高時速300km)
  • 103型(最高時速300km)
運行区間
スペイン国内 及び 隣国フランスのマルセイユとトゥールーズまで乗り入れています
補足
バルセロナオリンピックの都市に開業したアヴェはアルストム社製(100型)とタルゴ社&ボンバルディア社の共同体(102型/112型)製とシーメンス製(103型)と3つの異なった鉄道メーカーに製造依頼しました。タルゴ社&ボンバルディア社の共同体とは機関車の製造をボンバルディア社、客車をタルゴ社が製造を手がけことを意味しております。こういった理由でアヴェという一つのブランドで見た目が異なる3つの列車が登場しました。ちなみにバルセロナ – ヴァレンシア間に運行している列車ユーロメッドは線路の幅が広い在来線に対応した車輪をAVEに取付けて運行しておりましたが、後に軌間可変仕様のアヴェ(102型/112型)に入れ替わりましたが列車名はそのままユーロメッドのブランド名が使用されています。
開業当初、アヴェは3クラス制(特等・1等・2等)でした。その後、特等が1等に吸収される形で2クラス制(1等・2等)になりました。
1等座席には選択肢が2つあります。
1つは駅のラウンジサービスと食事サービスがチケット代に含まれているプレミアム(Premium)料金。もう一つは駅のラウンジサービスと食事サービスがチケット代に含まれていないエリフェ(Elige)料金。
3クラスから2クラス制に変更されたことで、 “元 “特等の1等車両に乗車するとちょっと得した気分になります。1等車両に設置されている座席数と比較する〔100型(39席→33席)/102型(26席→24席)/103型(50席→33席)〕と103型がより優越感を感じることができます。気になる “元 “特等の1等車両の号車番号ですが 100型は1号車/102型は1号車と2号車/103型は1号車。ただAVEの種類は同じ路線に複数混ざっていて時刻表から判別することはできません。「ヨーロッパ鉄道チケットセンター」のようなヨーロッパ鉄道専門会社に “おまかせ “して申込みすると とても楽です。

サービス

座席予約
全席指定列車ですので必ず座席予約が必要です。
1等座席(Comfort)
 通路挟んで1席+2席の座席配列
 Wifiサービスあり
 コンセントあり
プレミアムチケット
 SalaClubラウンジ利用可能
 将来的にホットミールが提供される予定
 乗り遅れても駅窓口にて無料で新規購入可能
 キャンセル:全額ではありませんが払戻金あり(購入時に確認)
 変更:有料で変更可能(駅窓口での変更は無料)
エリゲチケット
 SalaClubラウンジ利用不可
 将来的にコールドミールが提供される予定
 乗り遅れたら駅窓口にて割引(約70%OFF)で新規購入
 キャンセル:全額ではありませんが払戻金あり(購入時に確認)
 変更:有料で変更可能
パスホルダーチケット
 ユーレイルパス所有者専用チケット
 SalaClubラウンジ利用不可
 食事サービスなし
 変更・キャンセル:共に不可
2等座席(Estandar)
 通路挟んで2席+2席の座席配列
 Wifiサービスあり
 コンセントなし(一部にだけコンセントあり)
エリゲチケット
 SalaClubラウンジ利用不可
 将来的にコールドミールが提供される予定
 乗り遅れたら駅窓口にて割引(約70%OFF)で新規購入
 キャンセル:全額ではありませんが払戻金あり(購入時に確認)
 変更:有料で変更可能
ベーシックチケット
 SalaClubラウンジ利用不可
 食事サービスなし
 変更・キャンセル:共に不可
パスホルダーチケット
 ユーレイルパス所有者専用チケット
 SalaClubラウンジ利用不可
 食事サービスなし
 変更・キャンセル:共に不可
食堂車
食堂車は連結されおりませんがビストロ車両(売店)が連結されております。

切符

特別専用チケット
乗車券ではなく特別専用チケット(乗車券と指定券とが包括されたチケット)が必要。
サービス等の違いでプレミアム(Premium)料金/エリフェ(Elige)料金/ベーシック(Basico)料金の3つに分かれます。
各料金は購入するタイミングで料金が変動します。
尚、1等にはベーシック料金の設定がなく、2等にはプレミアム料金の設定がありません。
ユーレイルパス
ユーレイルパスだけでは乗車できません
ユーレイルパス所有者は、指定券を購入するのではなく特別専用チケットをユーレイルパス割引(Passholder)料金で別途購入。

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