概要
- 路線図
- 運営会社
- RhätischeBahn社
- 営業運転開始
- 1904年:アルブラ線(クール – サンモリッツ)
1909年:プラティガウ線(ダヴォス – フィルシャー)
1910年:ベルニナ線(サンモリッツ – ティラノ)
- 車両の種類
- Panorama Wagen
- 運行区間
- クール – ティラノ
- サンモリッツ – ティラノ
- ダボス – ティラノ
- お役たち情報
- ベルニナ急行(ベルニナ特急と呼ぶ人もいます)はスイスアルプスを縦断する観光客に大人気の列車。その為、夏のシーズンは常に満席状態で運行される予約がとりにくい列車の一つです。特に窓側座席(その中でもテーブル付一人掛け座席の向かい合わせ)から埋まっていくので、発売と同時に満席や確保できたとしても通路側になる危険がある列車です。
- ベルニナ急行が運行している路線には55のトンネルと196の橋を渡る迫力ある車窓を楽しめます。標高差が1828mあり緑豊かな森林から森林限界を越えた岩場まで非常にインパクトのある景色です。
<アルブラ線の見どころ>
●ランドバッサー橋
2008年に世界遺産に登録されたアルブラ峠のフィルシャー駅近くにあるランドバッサー橋。高さ65m長さ142mのカーブを描いた橋はそのまま岩盤に掘られたトンネルへ繋がっております。
<ベルニナ線の見どころ>
●ラーゴ・ビアンコ(白い湖)
オスピッツォ・ベルニナ駅の沿線から乳白色の湖を挟んだ対岸に岩山が聳え立っており迫力ある車窓を楽しめます。
●ループ橋
ベルニナ急行が歯車式軌道(ラックレール)を使用せず車輪の粘着力だけで坂道を登るためにループ橋がいくつも建設されています。その中でも美しいのがブルジオ駅近くにあるループ橋。ティラノへ向かう場合は進行方向右側をお勧め。
- <途中下車の旅>
●ベルニナ・ディアヴォレッツァ駅(Bernina Diavolezza)
この駅で下車するとディアヴォレッツァ展望台へのロープウェイ乗場があります。山頂からはペルス氷河とモルテラッチュ氷河が合流する大迫力の雄大な景色を眺めることができます。
●オスピッツォ・ベルニナ駅(Ospizio Bernina)
この駅で下車すると乳白色の湖ラーゴ・ビアンコが目の前に広がります。オスピッツォ・ベルニナ駅は標高2253mの最高地点なので隣駅アルプ・グリュム駅まで下りのハイキングコースを湖を眺めながら楽しめます。またラーゴ・ビアンコとベルニナ急行の組合せは撮影ポイントとしてもお勧めです。
●ブルジオ駅(Brusio)※普通列車のみ停車
この駅で下車して徒歩で約10分のところにループ橋がありまます。高低差のある場所に渦巻のように橋(ループ橋)を建設することで列車を通します。緑の草原の上にアーチ状の美しい石積みの橋がかけられており赤い列車がくるのをワクワクしながら撮影の準備をするのも途中下車の想い出の一つになります。- アルブラ線とベルニナ線はもともとそれぞれ違う鉄道会社が運営していたため採用している電化方式が異なります。今まではサンモリッツで機関車を交代していましたが、現在は「アレグラ」という直通運転ができる最新の電車がベルニナ急行を牽引しています。3両ユニットの「アレグラ」は普通列車扱いなのでベルニナ急行が満席で指定券を購入できなかった場合は”機関車”として連結している全席自由席の電車「アレグラ」に乗車することもできます。
- ベルニナ急行が運行している路線には55のトンネルと196の橋を渡る迫力ある車窓を楽しめます。標高差が1828mあり緑豊かな森林から森林限界を越えた岩場まで非常にインパクトのある景色です。